2004/03/18(木) 05:17
上京

東京やその近郊に在住の人や
地方都市でも特に東京に対して何も思わない人には
「上京」という言葉は特に何も感じないと思う。
けれど、ある程度の数の人にはやっぱり特別な思い入れがあるんじゃないだろうか。
「今度東京で働きます」
「結婚して今は東京にいます」
「東京の学校に通ってるんだ」
東京に行く、そしてそこで生活するという行為にどれだけの人が憧れて
そのうちどれだけの人が実現できるのだろうか。
そしてどれだけの人が勘違いするんだろうか?色んな意味で。

先日、ある歌番組でV6が出ていた。
そういえば新幹線で東京駅の近くの広告看板で最初に目にしたのがこの人達だったなと
そしてテレビに出てる大半の人がこの街で生活しているんだと思うととても不思議な気が
したものだった。そして東京生活を始めたのも7年前のこの頃。
希望大学には受からなかったという失意と東京での新生活での期待という
両極端の気持ちが入り交じった微妙な心理。
あれから7年。
何度か目のスタートライン。
精神的に成長できていないところが、唯一悲しい。

公務員試験の理由のひとつに
この希望大学に合格できなかったというものがある。
浪人をして、いくつかの模試なんかで偏差値を60以上をだしていたのに
自分が考えていた最低限の大学にすら合格できなかったことが尾を引いていた。
なんのことはない、直前期に手を抜いたただそれだけのことだったのだが、
一方では自分は馬鹿じゃないんだと証明したい気持ちもあった。
浪人はもうしたくない、でもいい肩書きは欲しい。
大学入学当初に考えたものが、他大編入や資格試験、大学院等だった。
紆余曲折を経て最終的に大卒公務員試験へと方向が定まることになったのだが
浅はかであったと後悔。

「公務員」というキーワードで思い出す人々
会社の先輩Cさん♂(27歳)

以前勤めていた会社で最初に自分の指導担当になった人がこの人だった。
会社は車を扱う所で配属先が自社用や関係先用に購入した車両をチェックし
運搬するところだった、Cさんは専門学校を卒業した後2回会社を替わって
現職をやってるとのこと。で、このCさん、何故だか「大卒」をあまりよく思わないらしい。
全ての大卒がとかまではいかないみたいだけれど、仕事のできない人間でも
大学卒業の肩書きがある人間は特にダメみたいな意識があるように思えた。
ミスがあれば「学校で何習ってたんだ!」が口癖
他には
「社長とか専務とかOOさんは高卒だけど仕事できるからなー学歴じゃないよ社会は」
ガソリンスタンドの金髪の店員さんを指差して
「あれは多分中卒だけど、受け答えがしっかりできてるからマシ」
道路工事の誘導係?を指差して
「あんな仕事は大の大人がするものじゃない」
等々、ずいぶんと香ばしい意見を述べてくれた。
ある日自分がCさんに何気なく
「会社の就業規則が9:30〜18:30ってあったんですけど全然違いますねハハ」
と何気ない感じでしゃべったら(実際は9:00〜21:00ぐらい)
「当たり前だろっ!会社なんてそういうもの!9時〜17時なんて公務員しかねえんだよ!
甘いこと言ってるんじゃねーヨ!」とキレられる。
どうやらこのCさんとはソリが合わないということが2週間ぐらいで判ってしまったのだった。
それでも仕事熱心、会社人間で社会人としてはかなりすごい人なんだろうと思っていたが、
その後他部署の人からの噂や、本社勤務になってからの噂なんかで結構問題ある
イタイ人だということが判明するのだった。

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