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2004/04/09(金) 22:44
2年目の回想記 さよなら東京

やる気だけは十二分にあった勉強再開始時、
そのやる気も年末に向かうとどんどんと影を潜めていった。
対して、PCやその関連情報、周辺機器に関する興味、好奇心は強くなって
講義の合間にPCショップなどへ行き色々触ったりしていた。
また、家庭用ゲーム機もこの頃は触ることも無かったのだが、
ゲームセンターにあった対戦格闘ゲームにハマることになった、
とはいっても外出した際に一回遊ぶ頻度だったが、、。

バイトもせず、仕送りに頼る日々、欲しいものもロクに買わず、
食費も完全自炊+倹約で娯楽はインターネット、図書館や大学から借りてきた小説。
録画したテレビ番組。
色鮮やかな学生生活もこの頃は灰色に染まっていた。

期末試験を終えて卒業が確実なことを確認し、実家に戻る作業に入った。
上京時に押入れにしまったものなどをひとつひとつ取り出しては、懐かしさに浸り、
部屋の中の家具類を処分する手筈を整えて、入居当初に戻る部屋には代えがたい思い出が
びっしりと詰まっていたんだと改めて感じた。
引越し業者に荷物を全て渡し終えて、何も無くなった部屋を出て不動産屋さんが来る時間まで
近所をぶらつく。
引越ししてきた当初に較べると、町並みもだいぶ様変わりしていて、
自分も来た頃に較べれば変わったのかもしれなかった。
この街を離れなくてはいけないんだと思うと、やはり悲しさが強くなっていった。
そして自分がここを離れても、この街は存在し続けて、
自分の存在は関係無しに成立し続けていくということがまた、悲しかった。
人生のうちの4年間、たった4年間、何十年のうちのほんの数年、一生のうちの一瞬、
それでも何物にも負けないほどの貴重な思い出をくれた大学生時代にはずっと感謝し続けるのだろう。

そうして一人の人間が東京を去っていった。

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