2004/03/16(火) 13:55
公務員に成れれば

数年前まで「公務員」になることができれば
バラ色の人生だと、今まで受けた挫折さえも良い思い出になるであろうと
信じていた。
その真偽は定かではないけれど、選んだ(流された)進むべきレールが
何であれその中で最大限に自分が一番楽しいと思えることを考えるのだから
それならばそのレールが強固で平坦で苦痛の少ないものを選択したいと
思っていた。

なりたい志望理由はどうであれ、公務員試験は特殊なものを除けば
1筆記試験 高得点が取れる学力
2論文   テーマに沿った論文を書ける文章力
3面接   よほどおかしな言動をしない振舞い
であり、特に1の筆記試験が昔も今も大前提であって、努力の量はどれだけに
せよ合格点をクリアできない人間は受けてはダメだと思う。
2、3については近年、比重が大きいなんて話を聞くけれど大抵の場合は大ミス
さえしなければ問題ないとは思う(稀に筆記上位通過者が2次落ちしたなんて
話を2chでも目にするけれど自分は詳しくないのでよくわからん)
そして、自分は1を楽々通過ができない、通過できるほどの勉強量をこなす
頭も無ければ努力もできない人間だったと今では思う。

じゃあなんで公務員試験を目指したのか、途中で気づかなかったのか
そのへんについては後述していきたいと思う。


「公務員」というキーワードで思い出す人々
高校中退で夜間高校に通うガソリンスタンド店員Aクン♂(16〜17歳)

会社員だった頃、取引関係先の某ガススタンドへ
そこにいたまだあどけなさの残るAクンがいてしばらくしてなぜか学校だかの
話になったときに、「自分は一応東京の私大を出たけれど」って話をしたらば
Aクンは「おもしろくなくて高校を辞めたけれど、やっぱり勉強したいと思って
今は夜間高校に通っている」ことを聞いた。今どきの刹那的に生きる自由奔放な
若者の印象しか受けなかった彼だったけれど案外真面目なんだと見直した。
そして自分が勤めている会社の専務のことを聞いてきたので、「何で?」と問い返す
と前に会ったときに専務の仕事に対する姿勢に感心したとのこと。
益々いい奴だな〜と思い、「じゃあ将来は何か仕事を始めたいの?」と聞いたら
「そのつもりはないよ。っていうか公務員がラクでいいよね。でも最近は倍率がさあ」
と苦笑い。そしてこちらも苦笑い。

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