2004/03/30(火)
08:27
大3 99秋〜 部屋とPCと私
大学3年の秋から本格的に勉強開始を決定し、予備校へ通う毎日。
それまでは携帯に電話がかかってきたりして誰かと遊びに行くなんてことが
当たりまえだったのだけれど、自然と誰とも会わなくなっていき
内に篭る生活へとシフトしていった。
性格の問題なのだろう、予備校で友人を中には恋人まで作ってしまう人がいる
なんて後からWEB等で知って驚いたものだった。
そして部屋に居て勉強「も」するのだけれど、小説を読んだりTVゲームをしたく
なったりして無理矢理それを抑えて過ごしていた。
大学、予備校、部屋これに本屋、スーパー、コンビニ。
行くところが限定された日常。
そうすると自然と部屋にあるパソコンを触る回数も増えていった。
インターネットが無ければそこまでのめりこむなんてこともなかったのかもしれない。
自分が動かない分、好奇心が増大しネット上でムダ知識を得る日々。
秋にはHP作成ソフトの付いた安い書籍を買ってしまい、HP作成をしてしまう。
ハードウェアに関しても、ソフトウェアに関しても興味が尽きることはなく、
コンピューターをもっと前からやっておけば良かったと後悔した。
そしてこの頃思い描いていたのが、自分が合格した体験記をHPすることだった。
受験日記、勉強日記を書いている作者の人はこの頃何人も居たのだが、自分もそういう立場になりたいと
思っていた。けれどそれは永遠に成れないだなんてその頃には夢にも思っていなかった。
「最近のこと」
近所のあるお店に立ち寄ったとき、見たことある顔を久しぶりに見た。
荒い金髪、屋外で日焼けした顔でアイスクリームの自販機でアイスを買っていた。
彼を見かけたのは4年ぶりぐらいだろうか。
彼は自分の2つ下で小学生の頃に友達の友達グループにいたことで知り合った。
彼は公団住宅に住み、素行があまりよろしくなかったみたいだった。
中学に入るとそれはひどくなり、問題のある生徒の一人になっていた。
自分が高校生の頃に彼と会って何か少ししゃべった記憶がある。
自分が大学生になり、帰省からまた東京へ行くときにバス停で彼が自転車で女の子の後ろに
乗ってきているのを見かけた。そのときの彼のいでたちはニッカポッカだった。
昨日見かけた姿はそのまま年を重ねた風情だった。
自分が生きたいように生きて、その結果、自分が居る場所、自分の立ち位置、自分の環境、自分の現状
それに満足ができているのならば、それはそれでうらやましいと思う。
いやむしろ、働き続けているだけならば昼日中家に篭ってなんの生産にも寄与していない
自分よりかはよっぽど崇高なんだろうなと少し嫉妬にも似た感情も持ってしまった。