2004/04/30(金) 00:58
1つめの小さくて、でも大きな変化
3ヶ月目に突入し、仕事はマイナスの側面の方が大きかったけれど、
タオル+作業服姿でトラックに乗って高速を走っているときに
「こういう生活もアリかな、、」と眼前に広がる青空を見て思うようになった。
「環境に適応する」
そうしたことを態度で表すことができたことは色々な点で大きかった
そんなある日、4月中旬になって会社から呼び出された。
「?」
行くと常務と人事課長が
「システム課はどうだ?」
「???????」
訳がわからなかった。
聞くと、新しい事業計画をスタートさせるにあたり、システム課人員が足りなくなるということで、
既存の社内システム含む色々な保守業務+システム構築にどうしても社内をある程度知っている
人間が欲しいらしく、候補を絞ったところ自分を知る幹部からも強い推薦をもらった為、
白羽の矢が立ったらしかった。
けれど、自分が知っている自動車部門の人や外食部門の人の名前も挙げてみたところ、
確かにその人達も考えたけれど、本社の人間として採った自分を呼び寄せることの方を
重要視したとのこと。
「??自分は配送課として採られたんじゃなかったの?」
人事としては本社の人間として採用し、各部門で半年から1年のサイクルで回していって
システムか総務へと呼び寄せるつもりだったそうだ。
さらに言えば、配送課での仕事ぶりに関しても評価は高かったらしく、
早めに本社へ呼ぶことを嘱望されていたということも聞いた。
自分への評価や将来を考えていてくれたことに対してとてもうれしかった。
そして1週間後にシステム情報部システム課主任として配属が決まった。
配送課としての最後の日、営業所で残務を整理をしていた雨の夜、
色々なことを思い起こしていた。
車両を取りに行って組み付けがまだだったので、川原で座って下校する小学生を見て
あの日に帰りたいな〜と思ったこと、
冬の雨の夜に工場長が戻ってくるまで軒下で震えながら小さい頃の夕飯時を思い出したりとか
手違いで運んだ部品について取引先から猛クレームが出て謝り通しだったことなどなど。
そうしたものからの解放と新しく始まる仕事への期待。
公務員にはなれなかったけれど、違う形の幸せを掴めるのかもしれない。
ガンバロウ
今までの自分に対する励ましとお疲れの意味をこめてつぶやいた。
そうして5月の連休迫る4月下旬にシステム課主任となったのだった。